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2005年04月03日   ヨーロッパ情勢

ローマ法王(教皇)ヨハネ・パウロ二世逝去

中央ヨーロッパ時間4月2日午後9時37分、ヴァティカンで、第264代ローマ・カトリック法王(教皇)のヨハネ・パウロ二世(カロル・ユゼフ・ヴォイティワ、Karol Józef Wojtyła)が逝去した。84歳だった。

法王は、1920年5月18日、ポーランドのクラクフ(Kraków)生まれ。1946年に司祭(Priester)に叙任後、神学博士・哲学博士号取得。1958年にクラクフ補佐司教(Weihbischof)に就任。1964年、44歳でクラクフ大司教(Erzbischof)就任。1967年、47歳で枢機卿(Kardinal)就任。そして、1978年10月16日に58歳で法王(教皇、Papst)に選出された。スラヴ系で初めての法王とされる。

ポーランドが共産国としてソヴィエト連邦の実質的支配下にあった当時、ポーランド人の法王が誕生したことは、ポーランド人に大きな勇気を与えた。その後も常に、ヨハネ・パウロ二世はポーランド人の精神的支柱であり続けた。

ロシア正教のロシアと福音派のプロイセンに征服・分割されてきた苦い歴史から、ポーランド人の中では、愛国心(パトリオティズム)とカトリックの教え(カトリシズム)は一つに結びついている。このことは現在においても妥当し、ポーランド人には熱烈なカトリック教徒が多い。

欧州憲法草案の審議において、ポーランドが「神」への言及を熱烈に主張したことは記憶に新しい。

法王はポーランド人にとって常に敬愛の対象であり、カリスマであった。したがって、ヨハネ・パウロ二世の逝去は、ポーランド国民に深い悲しみを与えている。

法王の逝去は、他のヨーロッパ諸国にも深い悲しみを与えている。これまでに、フランスのシラク大統領、ドイツのシュレーダー首相、イタリアのチャンピ大統領、イギリスのブレア首相などが弔意を表明している。

また、国連のアナン事務総長、日本の小泉首相、アメリカのブッシュ大統領なども弔意を表している。

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