欧州経済新聞無料メール版
最新のニュースをメールでお届けします。
電子メールアドレスを半角で入力して登録します。


Powered by まぐまぐ
2005年04月07日   EU外交・安全保障

バローゾ委員長がイラクのタラバニ大統領の就任を歓迎

バローゾ委員長は、中央ヨーロッパ時間7日、イラクのジャラル・タラバニ(Jalal Talabani、または、Dschalal Talabani)大統領の就任を歓迎するコメントを発表した。

コメントの中でバローゾ委員長は、イラクの再建、政治的進展、憲法制定を支援していく考えを明らかにした。

イラクの議会は、6日に、大統領にクルド人のタラバニ氏、副大統領にシーア派のアブドル・マハディ(Adel Abdel Mahdi)氏とスンニ派のヤワル(Ghasi el Jawar)氏を選出していた。

クルド人は、イラク・トルコ・イラン等に跨る地域に遊牧する少数民族。イラクでは、サダム・フセイン政権下で迫害の対象とされ、化学兵器まで使用されたという。クルド人の大統領はイラク史上初めて。

トルコでも長年迫害の対象とされており、イラク戦争の際には、トルコはイラクのクルド人居住地域の侵攻を企てたこともある。トルコの加盟申請提出にあたって、EUはトルコにクルド人人権侵害改善を求めており、今回のクルド人大統領就任歓迎メッセージには、間接的にトルコへの暗黙のメッセージを含んでいるものと見ることもできるだろう。

« モナコ公レニエ三世が逝去 | トップへ | 欧州委員会がスペインのブロードバンド助成を承認 »