2005年04月20日 EU教育・青少年
マックス・ヴェーバー・プログラムの提案
ヤーン・フィゲル(Ján Figel')欧州委員(教育担当)とイヴ・メニ(Yves Mény)欧州大学院(Europäisches Hochschulinstitut)学長は、中央ヨーロッパ時間20日、かねてから検討していたマックス・ヴェーバー・プログラムの提案書を提出した。
マックス・ヴェーバー・プログラムは、研究者養成のためのプログラム。博士号取得者を対象とし、月額2000ユーロ以上を支給する予定。さしあたり社会科学の分野に限定するパイロットプログラムと位置づけられている。
欧州には近年、優れた研究者が合衆国に流出しているとの認識がある。この流出に歯止めをかけるため、研究者養成の環境整備を行うべきことが、このプログラムの提案理由の一つとなっている。合衆国では、財政的にも、人的・物的リソースの面でも、欧州に較べて恵まれた研究環境が整えられると指摘される。
また、提案書は、ベビーブーム世代の研究者が定年を迎えつつあり、研究者の養成は欧州教育地域(Europäischer Bildungsraum)の急務だと力説。プログラムをその方策の一つと位置づけている。
なお、マックス・ヴェーバー(Max Weber)は、ドイツの著名な社会学者(1864-1920)。講演『職業としての学問(Wissenschaft als Beruf)』では、ドイツとアメリカの研究者養成の環境の違いを指摘した。






