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2005年04月25日   EU拡大

ルーマニア・ブルガリアの加盟条約調印

中央ヨーロッパ時間25日、ルクセンブルクのノイミュンスター僧院で、アンリ大公・同妃両閣下の臨席の下、ルーマニアとブルガリアのEU加盟条約の調印式が行われた。

加盟条約の調印は、現在の全加盟国及びルーマニア・ブルガリアの代表者(大統領、首相など)によって行われた。両国は、2007年の1月1日をもってEUに加盟する見込み。かつては、2005年に加盟した10か国との同時加盟も検討されていたが、経済状況やアキ・コミュノテールの受け入れ状況に問題があり、二国だけ加盟が遅れていた。

今回、東バルカンの二国がEUに加盟することにより、かつては「弾薬庫」と形容されたバルカンの安定は、ますます強固なものになる。あとは、ユーゴスラヴィアの戦争が記憶に新しい西バルカン諸国がEUに加盟すれば、欧州大陸の平和は達成される。

ルーマニアのトラヤン・バセスク(Traian Basescu)大統領は、「EU加盟は、半世紀以上夢みた夢の実現である」と喜びを表現し、ブルガリアのシメオン・サクスコブルッゴツキ(Simeon Sakskoburggotski)首相も、「この出来事が我が国にとっての歴史的なマイルストーンとなることは疑いない」と絶賛した。

ルクセンブルクのジャン=クロード・ユンカー(Jean-Claude Juncker)首相は、現在悲観視されているフランスのレフェレンダムにも触れ、「憲法があろうとなかろうと、ブルガリアとルーマニアは加盟国となる」と強調した。加盟条約も25か国のすべてによって批准されなければ発効しないが、たとえ憲法条約が発効不能な状況に陥ったとしても、加盟条約の批准はそれとは異なる手続によってなされるので、現在のニース条約の状態でEUに加盟することは十分可能である。

ルーマニアとブルガリアは、今後、加盟時に至るまで、アキ・コミュノテールに適合するように国内法を引き続き整備していくほか、ルーマニアについてはロマの人々(これまでいわゆる「ジプシー」と呼ばれてきた人々のことだが、この言葉は差別的な響きがあるために、現在では「ロマ」と呼ばれるようになっている)に対する差別の撤廃など、ブルガリアについては汚職の追放など、加盟までに達成すべき課題は数多く残っている。もちろん、経済状況も少しずつ改善していくことが求められる。

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