2005年05月21日 EU競争
欧州委員会がベルガコム子会社へのスイスコムの参加を許可
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間20日、スイスの通信会社スイスコム(Swisscom)がBICSに国際キャリア部門を譲渡することを許可した。BICSはベルギーの通信会社ベルガコム(Belgacom)の100パーセント子会社。スイスコム・ベルガコムのいずれも、国家が最大株主となっている企業であるが、欧州委員会は、域内競争の阻害は生じないと判断して、これを許可した。
BICSは、ベルガコムの国際キャリア部門が独立して、今年成立した企業。欧州委員会に提出された計画によれば、スイスコムは、BICSに国際キャリア部門を譲渡する代わりに、応分の持分を得ることになる。結果的に、BICSは、ベルガコムとスイスコムのジョイント・ヴェンチャーとなる。
ベルガコム、スイスコムの両社は、それぞれベルギー、スイスを代表する通信会社であり、半数以上の資本を国家が有していることでも共通する。また、両社とも、カヴァーするサーヴィスの範囲も広汎にわたる(固定電話、携帯電話、インターネット等)。
このように域内市場に与える影響が大きいジョイント・ヴェンチャーについては、それが域内の競争を阻害するか否か、共同体合併審査指令(Fusionskontrollverordnung)に基づく欧州委員会の審査が必要となる。
申請に対して、欧州委員会は、域内競争は阻害されないと判断し、両社の計画を許可することにした。
ベルガコム www.belgacom.be
BICS www.bics.be
スイスコム www.swisscom.com




