2005年06月22日 EU外交・安全保障
欧加首脳会談の成果
アメリカ東部時間19日、ナイアガラ=オン=ザ=レイク(Niagara-on-the-Lake、カナダ・オンタリオ州)で、欧加首脳会談が行われた。EU側からは、欧州委員会のバローゾ委員長、フェッレーロ=ヴァルトナー委員(外交担当)、マンデルソン委員(通商担当)と、議長国ルクセンブルクのユンカー首相、アッセルボルン外相、共同外交安全保障政策のソラナ上級代表が訪加した。カナダ側では、ポール・マーティン(Paul Martin)首相が迎えた。
会談では、欧加貿易の進展のために規制問題での協議を強化すること、北大西洋での過剰漁獲を防止すること、鳥インフルエンザなどの疾病を防止すること、テロリズム対策として航空機の旅客リストを共有することなどが取り極められた。
カナダにとって、EUは合衆国に続き第二位の貿易先である。また、対EU投資に関しては、カナダは、合衆国・スイス・日本に続き第四位となっている。
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間20日、貿易や投資の障壁となるような国内・域内規制に関する、欧加相互の対話と協力の強化について、ブリーフィングを行った。
この分野では、すでに昨年12月からフレームワークが発効しており、すでに、製造物の安全性、放射線機器、毒素、食品のラベリングなどに関して話し合いが行われている。
その上で、今回新たに、「モデル機密保持取極(model Confidentiality Arrangement)」と「実施計画草案(draft Implementation Plan)」が策定された。モデル機密保持取極の内容は、相手方から提供した情報については、国民からの情報開示請求に応じないとの確約を相互に与えるもので、これにより、情報の交換・共有が容易になる。





