欧州食品安全庁がパルマに移転:ベルルスコーニ首相がまた問題発言
中央ヨーロッパ時間21日、イタリアのパルマに、欧州食品安全庁(EBL = Europäische Behörde für Lebensmittelsicherheit)の新庁舎が開設された。開設式典には、欧州委員会のジョセ・マヌエル・バローゾ委員長、マルコス・キプリアーヌ委員(衛生・消費者保護担当)や、イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相も出席した。
式典では、ベルルスコーニ首相がお得意の爆弾発言を次々と繰り出し、フィンランド政府がイタリア大使に抗議を申し入れる事態となった。
同庁は、2002年1月の共同体規則により開設されたが、さしあたりブリュッセルで業務を行っていた。しかし、将来的には移転することが予定されており、候補地としてはパルマのほかにヘルシンキ(フィンランド)が挙がっていた。
2003年12月の欧州理事会でパルマを所在地とする旨が決議され、移転作業が進められていた。しかし、欧州委員会はヘルシンキを所望していたとされ、欧州食品安全庁の所在地がなぜパルマとなったかについては、一つの謎とされていた。
この点について、ベルルスコーニ首相(男性)は、「目的を追求する際には、持てるすべての武器を繰り出さなくちゃいかん。だから私は、私のプレイボーイの奥義を繰り出すことにしたんだ。まあ、かなり鈍ってしまったがね。それで、〔フィンランドのタルヤ・ハロネン〕大統領〔女性〕に会ったときに、ひととおりの愛の誘惑をしたというわけさ(Quando si insegue un risultato bisogna usare tutte le armi che si hanno a disposizione e quindi io ho rispolverato tutte le mie arti da playboy, ormai lontane nel tempo, e utilizzai una serie di sollecitazioni amorevoli nei confronti della signora presidente)」と説明した。
また、「フィンランドに食品の役所なんて、受け入れがたいな。だって、ちょっと前にフィンランドに行ったら、フィンランド料理は我慢して食べなきゃならんような代物だったからな(Un'agenzia alimentare in Finlandia sarebbe stata inaccettabile anche perché ero da poco stato in quel paese dovendo sottostare alla dieta finlandese)」などとも発言し、ベルルスコーニ節が炸裂。同首相は、2年前にも「フィンランド人はプロシュット〔イタリア語でハムのこと〕が何だか知らないだろ」などと問題発言をしていた。
なお、パルマは、パルマハムやパルミジャーノ・チーズ(「パルメザン・チーズ」)などの豊かな食文化で知られる街。
一連の問題発言に、フィンランド政府は激怒。東ヨーロッパ時間22日には、フィンランドに駐在するイタリア大使に抗議を申し入れた。






