有害おしゃぶり等追放:児童玩具の有害フタレート使用を永久禁止
欧州議会は、中央ヨーロッパ時間5日、フタレート指令(欧州経済共同体指令1976年769号)及び玩具安全指令(欧州経済共同体指令1988年378号)の改正案を変更して可決した。欧州委員会は、欧州議会の可決を歓迎する見解を表明した。改正指令案(欧州委員会1999年557号確定)は、1999年に提出されており、既に5年半以上が経過している。
改正案は、有害とされるフタレート(Phthalates)を児童玩具に使用することを、確定的に禁止する。フタレートは、プラスチックを軟化させて塩化ビニール(PCV = polyvinyl chloride)を製造するための可塑剤として用いられ、おしゃぶりなどの児童玩具にも用いられていた。
EUでは、1999年に児童玩具の有害フタレート使用が禁止となったが、時限立法であるため定期的な改正が必要となっていた。今回の改正により、時限規定が撤廃され、児童玩具の有害フタレート禁止措置が確定的になる。
今回、児童玩具への使用が全面的に禁止されるのは、DEHP、DBP、BBPの3種類のフタレート。欧州委員会は、これらのフタレートは、生殖機能に有害な影響を及ぼすとしている。また、DINP、DIDP、DNOPについては、児童が口腔内に入れるものについて禁止される。
また、「注意! 子どもの健康を害するフタレートが滲出するおそれがあるので、口の中に長時間入れないこと(Achtung! Nicht für längere Zeit in den Mund nehmen, da für Kinder gesundheitsschädliche Phthalate freigesetzt werden können)」、「口にくわえないこと(Nicht im Mund behalten)」などの記述も義務付けられる。
改正指令案は、欧州共同体条約の規定により、共同決定手続(Mitentscheidungsverfahren)という複雑な手続により議決されており、最終的に成立するのは今秋と見られている。
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