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2005年07月15日   EU科学・研究

クロヌス計画:欧米による宇宙線の研究

欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間14日、宇宙線(cosmic rays)の研究プロジェクトであるクロヌス計画(CRONUS = Cosmic-Ray prOduced NUclide Systematics)の概況についてブリーフィングを行った。

宇宙線は、宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線であり、地球に絶えず降り注ぎ、大気中でさまざまな相互作用を起こしているとされる。したがって、宇宙線の研究は、単なる高エネルギー放射線の研究ではなく、宇宙や地球の解明につながる研究であると考えられている。

現在、EUと合衆国で、それぞれ独自のクロヌス計画が進行中であり(CRONUS-EUとCRONUS-US)、資金源も別であるが(クロヌスEUはEUから4年間で340万ユーロを支給されており、クロヌスUSは合衆国の国立科学基金(NSF = National Science Foundation)から5年間で580万ドルを支給されている)、相互に協力が行われている。

欧州委員会によれば、クロヌス計画の成果は、地表に起こった過去の変化を正確に知ることに役立ち、過去の気候変動のサイクルや、洪水や地滑りの頻度、岩石と地球温暖化・寒冷化の影響などを解明することにつながるという。

研究方法としては、地球上の岩石の採取して宇宙線を測定することや、高エネルギー加速器で物質に放射線を照射すること、飛行機に探知機を取り付けて高い高度での宇宙線の測定するなどの方法が用いられているという。

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