自動車の排気ガス規制:2008年以降に強化へ
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間15日、「ユーロ5(Euro 5)」共同体規則の原案を発表し、パブリックコメントの募集を開始した。「ユーロ5」規則は、現行の「ユーロ4(Euro 4)」規則(今年1月1日から施行)を改正するもので、現在行われている新車の排気ガスに含まれる有害物質の規制をさらに強化する内容。欧州委員会は、最速で2008年の半ばごろには施行したいとしているが、18ヶ月(ニューモデル)又は36ヶ月(その他のモデル)の移行期間が設けられる見込み。
現在、トヨタ等の日本企業は環境にやさしい車の生産技術では先駆けているとされ、同規則の施行は、日本の自動車産業に有利に働く可能性もある。パブリックコメントにより原案に変更が加えられる可能性もあり、関係者は欧州委員会のメールアドレス(後述)にメールを送信することが望ましい。
「ユーロ5」規則案によれば、ガソリンエンジンについては、現行で100ミリグラム毎キロメートルとされている炭化水素排出量規制が75ミリグラム毎キロメートルにまで強化され(25パーセント削減)、また、現行で80ミリグラム毎キロメートルとされている窒素酸化物(NOx)規制が、60ミリグラム毎キロメートルにまで強化される(25パーセント削減)。
また、ディーゼルエンジンについては、現行で25ミリグラム毎キロメートルとされている微粒子規制が、5ミリグラム毎キロメートルにまで強化され(80パーセント削減)、また、現行で250ミリグラム毎キロメートルとされている窒素酸化物規制が、200ミリグラム毎キロメートルに強化される(20パーセント削減)。
これらの目標について、欧州委員会のギュンター・フェアホイゲン副委員長は、「大胆ではあるが、それでいて現実的だ(ehrgeizig, aber realistisch)」としている。
パブリックコメントは9月9日まで募集される。原案の本文、メールの送信先等については、こちらを参照。
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