欧州委員会がスーダンのガラン副大統領の事故死に弔意
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間1日、30日にヘリコプター事故で死亡したと伝えられているスーダンのジョン・ガラン(John Garang)第一副大統領=60歳=について、弔意を表するコメントを発表した。
スーダンでは20年以上内戦が続き、ガラン副大統領は南部のスーダン人民解放軍(SPLA)のカリスマ指導者として北部との戦闘を率いてきたが、今年1月に内戦が終結し、先月には暫定政府の第一副大統領に就任していた。
スーダンは、北部にイスラーム教徒のアラブ人、南部にキリスト教徒のアフリカ系住民が居住しており、この対立が内戦の原因となっている。なお、独立前は、連合王国とエジプトの共同統治下におかれていた。
欧州委員会のルイ・ミシェール委員(開発・人道支援担当)は、「ガラン氏には何度かお会いしたことがあります。特に、今年1月に包括和平合意を締結し、南スーダンの20年以上に亘る内戦を終結させた際に果たされた決定的な役割に関しましては、最高の尊敬をしておりました(I met several times Mr Garang and had the highest respect for him, notably in the decisive role he played in the conclusion in January of a comprehensive peace agreement ending more than 20 years of civil war in South Sudan)」と述べ、和平プロセスで故人が果たした政治的役割を評価した。
また、「〔ガラン副大統領が亡くなった〕今、必要とされているのは、残されたスーダンの政治家の方々が、互いに協力して、彼の仕事を継続し、和平プロセスを強化するという課題を達成することです(it is now essential that other Sudanese statesmen work together to meet the challenge of continuing his work and consolidating the peace process)」とも述べ、スーダンの和平プロセスが副大統領の逝去により頓挫してはならないとの考えを示した。
しかしながら、既に南部出身者の蜂起を伝える報道もあり、スーダンの和平プロセスは予断を許さない情勢にある。







