EUの自動車価格が上昇:非ユーロ圏ではデンマーク、ユーロ圏ではフィンランドでお買い得
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間1日、同委員会が行った自動車価格の動向に関する報告についてブリーフィングを行った。
それによれば、2005年5月のEU25か国の平均自動車価格(欧州17社・日本8社の生産する89銘柄の新車価格から算出)は、2004年5月に比較して0.4パーセント上昇した。また、ユーロ圏では1.3パーセントの上昇となった。
このうち、平均価格が最も高かったのはドイツで、最も低かったのはデンマークだった。二番目に低かったのはエストニアだった。また、ユーロ圏ではフィンランドが最も低かった(デンマークはユーロを使用していない)。
EUの競争法により、販売業者が自動車を他の加盟国から並行輸入することを、生産業者等は妨げてはならないとされている。このため、ドイツなどでは実際にデンマークなどから輸入し、安価で販売することが行われている。
欧州委員会は、EU内での価格差が若干縮まったことを競争法と絡めて論じているが、むしろドイツでの平均価格は0.3パーセント上がっており、競争により価格が下がった結果として価格差が縮まったわけではない(デンマークで2.4パーセント価格が上昇したことが主たる原因)。ユーロ圏では、フィンランドで2パーセント下がったのを除いて、軒並み価格が上昇した。
これに対し、非ユーロ圏では、デンマーク・ラトヴィア・ハンガリーを除き、軒並み価格が低下しており、特にエストニアとスロヴァキアでは8.3パーセントも下がった。ポーランドでは7.6パーセント、リトアニアでは7パーセント、チェコとスロヴェニアでは6パーセント低下した。また、連合王国では1.3パーセント、スウェーデンでは0.4パーセントの低下となった。
欧州委員会によれば、この一年でユーロ圏内での価格差は、オペル社(Opel)のCorsaで16.3パーセントから10.9パーセントに、フォルクスヴァーゲン社(VW = Volkswagen)のGolfで28.3パーセントから23.4パーセントに、ベー・エム・ヴェー社(BMW = Bayerische Motoren Werke)の318lは12.5パーセントから5.2パーセントに縮まった。





