2005年09月09日 EU通商
欧泰コメ協定が妥結
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間5日、欧泰コメ協定が妥結し、批准手続を開始したと発表した。欧州連合の第一の柱である欧州諸共同体(欧州共同体・欧州原子力共同体)の中核は関税同盟であり、通商分野の権限は原則として(加盟国ではなく)共同体にあるため、交渉には専ら欧州委員会があたっていた。
欧州委員会は、一昨年の7月に、共同農業政策(GAP = Gemeinsame Agrarpolitik)の改革に伴い、WTO法に基いて再交渉を行う旨をWTOに伝え、合衆国、インド、パキスタン、タイと交渉を行っていた。合衆国、インド、パキスタンとはすでに妥結しており、今回、タイと妥結したことにより、予定されていた交渉はすべて成功裡に終了したことになる。
欧州委員会の発表したところによれば、タイとの間には、精米・胚芽米については、175ユーロ毎トンまたは145ユーロ毎トンの輸入関税が適用される。無関税輸入高については、全1万3500トンのうち、タイには4313トンを割り当てることとした。
また、くず米(破砕米)については、65ユーロ毎トンの関税が課せられる。このうち、10万トンについては、45ユーロ毎トンの優遇関税となる。優遇関税の輸入高は、従来は8万トンだったから、今回2万トン拡大したことになる。
マリアン・フィッシャー・ボール委員(農業担当)は、「この交渉結果にたいへん満足している(Ich bin sehr zufrieden mit dem Ergebnis dieser Verhandlungen)」と述べ、交渉結果を歓迎した。



