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2005年09月23日   EU交通

欧州投資銀行:高速道路プラハ・ドレースデン線、プラハ環状線に2億5000万ユーロ

欧州投資銀行(EIB)は、中央ヨーロッパ時間22日、チェコの高速道路整備に2億5000万ユーロを拠出したと発表した。

欧州投資銀行は、チェコの首都プラハ(Praha)と、ドイツ・ザクセン州の州都ドレースデン(Dresden)を結ぶ高速道路(D8線、四車線)の建設に、40億チェココルナ(1億4000万ユーロ相当)を拠出したほか、プラハ環状線の建設のために1億1000万ユーロを拠出した。

前者の40億コルナは、チェコ・ドイツ国境に至る未開通の23キロメートルの道路の建設に使用されるが、この23キロメートルの開通により、ベルリンからイスタンブールが一本の高速道路で結ばれることになる。これは、汎ヨーロッパ回廊(pan-European corridor)計画の一部。

かつて、19世紀末に、ドイツ帝国のヴィルヘルム2世が、ベルリン・イスタンブール(ビザンツィウム)・バグダッドを鉄道網で結ぶ3B政策を展開し、大英帝国の3C政策(カイロ、ケープタウン、カルカッタ)と対立して第一次世界大戦の遠因となった歴史がある。

しかし、現在は、ドイツも連合王国もともに欧州連合の一員であり、ベルリン・イスタンブール間の道路網の開通は、欧州連合全体の繁栄に必要なものとして考えられている。

また、後者の1億1000万ユーロについては、現在建設中のプラハ環状線に使用される。これにより、ドイツのニュルンベルク方面に向かうD5線と、チェコ第二の都市ブルノー(Brno)やスロヴァキアに向かうD1線が結び付けられる。

両方の高速道路は、欧州横断ネットワーク(TEN = Trans-European Network)の一部である欧州横断第四回廊(Trans-European Corridor IV)として計画されているものである。第四回廊は、プラハ―ブラティスラヴァ(スロヴァキア)―ブダペスト(ハンガリー)―ソフィア(ブルガリア)―ブカレスト(ルーマニア)―イスタンブール(トルコ)を結ぶ重要線である。

これらの高速道路の完成により、中東欧の交通網・輸送網の利便性が高まり、この地域の経済発展のためのインフラストラクチャーが整う。

なお、ベルリンから計画されているのは第二回廊であり、ポズナニ(ポーランド)、ワルシャワ(ポーランド)、ミンスク(ベラルーシ)、モスクワ(ロシア)、ニジニ・ノヴゴロド(ロシア)を結びつける。

汎ヨーロッパ回廊の全体像については、こちらを参照(PDFファイル)。

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