2005年10月12日 EU医療・保健・衛生
H5N1型鳥インフルエンザ:ルーマニアの検査は陰性、トルコからの輸入禁止は延長
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間12日、ルーマニアの家禽については、これまでの検査の結果、H5N1型鳥インフルエンザウィルスは検出されていないと発表した。また、トルコについては検査の結果がまだ出ておらず、10日に導入されたトルコからの家禽・羽毛の輸入禁止措置については、来年4月まで延長された。
今夏にはロシアで感染例が出ていることから、EUでは、域内へのウィルス侵入を警戒していた。ルーマニアとトルコでは、週末に発症例が現れたことから、家禽の処分を行ったほか、欧州委員会に調査を依頼していた。
EUでは、域内のモノや人などの移動を基本的に自由化しているため、ウィルスが一旦域内に入ると、爆発的に感染が広がる可能性がある。このため、EU加盟国当局や欧州委員会としては、域内に入ることを水際で食い止める必要がある。現時点では、ルーマニアもトルコもEU加盟国ではない(ルーマニアは2007年加盟予定、トルコは加盟交渉国)。
H5N1型鳥インフルエンザウィルスは、人にも感染する性質を有し、2002年に香港で流行して以来、アジア各国で人に感染して死亡する事例が断続的に発生している。
EUは、すでに、次の諸国からの輸入禁止措置を実行している:
- カザフスタン
- タイ
- カンボディア
- インドネシア
- ラオス
- 中国
- 北朝鮮
- パキスタン
- マレーシア
- ロシア(シベリア)





