2005年10月28日 EU外交・安全保障
EUがセネガルとガンビアの国境紛争を非難
欧州連合(EU)は、中央ヨーロッパ時間19日、アフリカ・大西洋沿岸のセネガルとガンビアの国境紛争を非難する声明を行った。中央ヨーロッパ時間27日に明らかになった。
声明は理事会議長国(連合王国)名義で、EU全体を代表して行われたが、加盟予定国であるブルガリアとルーマニア、加盟候補国であるトルコとクロアティア、連携国であるアルバニア、マケドニア、セルビア・モンテネグロ(旧「新ユーゴスラヴィア」)、欧州自由貿易連携協定(EFTA = European Free Trade Association)のアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、さらに、ウクライナとモルドヴァも名を連ねた。
声明では、「欧州連合の見解によれば、この紛争は、セネガルの利益にもならないし、ガンビアの利益にもならない。また、紛争が継続した場合には、この地域にネガティヴな経済的影響を与えるだろうと考える(L'Union européenne estime que ce conflit ne sert ni les intérêts du Sénégal ni ceux de la Gambie et que sa poursuite aura des répercussions économiques négatives au niveau régional)」と強い調子で非難した。
また、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS = Economic Community of West African States)が、この紛争の調停に乗り出したことを歓迎し、両国が、ECOWASの調停に協力するよう求めた。両国は、ECOWASの加盟国。
ガンビアの領土は、セネガルの領土に東・南・北の三方を囲まれている(西側は大西洋である)。セネガルとガンビアは、1982年から1989年まで国家連合「セネガンビア(Senegambia)」(軍・通貨・経済圏を統合)を形成していたが、旧フランス領のセネガルと旧連合王国領のガンビアの間で関係が悪化し、ガンビアの脱退により国家連合が解消された経緯がある。
