2005年11月06日 EU統計
EU失業率:9月は8.6パーセント
欧州統計局(Eurostat)は、中央ヨーロッパ時間4日、9月のEUの失業率を発表した。
それによれば、EU25か国の失業率は8.6パーセント(前月と変わらず)、ユーロ圏12か国の失業率は8.4パーセント(前月比0.1パーセント減少)だった。
EUの失業率は、9パーセント台でピークを迎えていた2004年から徐々に減少傾向にあり、EUの景気が回復基調にあることが、失業率の推移にも裏付けられた形となっている。
とはいえ、国際的に比較してみると、日本の4.2パーセント、合衆国の5.1パーセントに較べてまだまだ高い水準にある。特に、ポーランドの17.7パーセントと、スロヴァキアの16.4パーセントは異常に高く、年間推移を見れば減少傾向にあるものの、現在の減少幅では他の加盟国の水準に追いつくことは難しい。労働市場の抜本的な改革が喫緊の課題である。
国別に年間の推移を見ると、一年前に較べて失業率を減少させた国が多数を占めるものの、若干の国では失業率が上昇しており、各国の経済動向を知る上で興味深い一つの指標となっている:
〔年間で失業率が減少した国〕
- チェコ(8.3→7.9)
- デンマーク(5.3→4.7)
- ドイツ(9.6→8.7)
- エストニア(8.9→7.1)
- スペイン(10.8→9.3)
- フランス(9.6→9.4)
- アイルランド(4.5→4.3)
- ラトヴィア(9.8→8.8)
- リトアニア(10.5→7.6)
- ポーランド(18.7→17.7)
- スロヴェニア(5.9→5.8)
- スロヴァキア(18.0→16.4)
- フィンランド(8.9→8.3)
〔年間で失業率に変化がなかった国〕
- オランダ(4.6→4.6)
〔年間で失業率が上昇した国〕
- ベルギー(7.9→8.4)
- キプロス(5.4→6.4)
- ルクセンブルク(4.9→5.6)
- ハンガリー(6.1→7.2)
- マルタ(7.5→7.8)
- オーストリア(5.0→5.2)
- ポルトガル(7.0→7.3)
なお、ギリシャ、イタリア、スウェーデン、連合王国については、データに欠缺があるため比較不能となっている。




