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2005年11月14日   EU企業・産業

欧州投資銀行:トルコのコチに1億ユーロ、シティリースに4000万ユーロ、スセジャムに6000万ユーロ、チェコ・ブルノ市の再建計画に8500万ユーロ

欧州投資銀行(EIB = Europäische Investitionsbank)は、中央ヨーロッパ時間8日・9日、トルコのコチ銀行(コチバンク)などコチグループの金融機関に1億ユーロ、シティリースに4000万ユーロ、ガラス製造業大手のスセジャムに6000万ユーロの拠出を行なうことを決定した。トルコとEUは、先月から加盟交渉を開始している。

また、欧州投資銀行は、中央ヨーロッパ時間9日、チェコ共和国のブルノ市の都市インフラ整備に8500万ユーロなどを拠出することを決定した。

〔コチ銀行・コチ金融への拠出〕

コチグループは、ムスタファ・コチ(Mustafa Koç)が率いるトルコ第二の財閥で、コチ銀行(Koçbank A.Ş.)、コチ金融(Koç Finansal Kiralama A.Ş.)のほか、自動車業界、家電業界、エネルギー業界などにも系列の大企業を有する。

今回1億ユーロが財政支援されるのは、コチ銀行とコチ金融の二社。欧州投資銀行の説明によれば、両社はコチ・ファイナンシャル・サーヴィス(Koç Financial Services)の子会社であり、コチ・ファイナンシャル・サーヴィスは、コチグループとイタリアのウニクレディート銀行(Unicredito)が50パーセントずつ出資した企業であるという。

コチ銀行とコチ金融は主としてトルコ国内の中小企業を顧客としており、今回の拠出は、これらの企業(特に、輸出に関連する企業)に対する融資やリースに当てられると、欧州投資銀行は説明している。

〔シティリースへの拠出〕

シティリース金融(Citilease Finansal Kiralma A.Ş.)は、世界最大級の金融グループであるシティグループ系列の子会社。同社に対する欧州投資銀行の拠出(4000万ユーロ)は、コチに対するものと同じく、中小企業に対する融資を念頭に置いたものと説明されている。

〔スセジャムへの拠出〕

欧州投資銀行は、トルコのガラス製造業の大手であるスセジャム(Sesecam)に対しても、6000万ユーロが融資されることになった。この融資について、欧州投資銀行は、設備投資に当てられると説明している。

〔チェコへの拠出〕

チェコで今回8500万ユーロの融資がなされるのは、ブルノ市の都市インフラの再建計画。

ブルノ市(Brno。「ブルノー」とも表記されるが、oは短音なので「ブルノ」と表記するのがより正確である。なお、ドイツ語名はブリュン(Brünn))は、モラヴィア(チェコ東部)の中心都市で、人口36万7000人余り。

財政支援されるのは、ブルノ市の計画「市のための戦略2020」。これにより、自由の広場(Námestí Svobody)やヤナーチェク劇場、新市民ホール、トゥハーチコヴァー小学校が改装されるほか、ユネスコの世界遺産であるヴィラ・トゥーゲントハット(Villa Tugendhat。建築家ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デア・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)の傑作のひとつ)の改修もなされる。

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