欧州委員会の経済成長予測:EUは今後2年間成長拡大、合衆国と日本は成長縮小へ
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間17日、2005年から2007年の経済予測を公表した。
それによれば、EU25か国の経済成長率は、2005年から2007年にかけて拡大していくとした。具体的には、2005年には1.5パーセントの国内総生産(GDP)の成長が見込まれ、2006年にはそれが2.1パーセントに拡大し、2007年には2.4パーセントになるという。
これに対し、同時期の合衆国は、2005年に3.5パーセント、2006年に3.2パーセント、2007年に2.7パーセントの成長と予想されており、成長は縮小していくとした。また、日本についても、2005年に2.5パーセント、2006年に2.2パーセント、2007年に1.8パーセントの成長と予想されており、これによれば2007年にはEUの成長率を下回ることになる。
世界全体で見ると、2005年と2006年には4.3パーセントの成長率に達するものの、2007年には減少するとした。また、アジアの成長は後退するものの、7パーセントから7.2パーセントの成長率となると予想した。
EU加盟予定国・候補国であるブルガリア・ルーマニア・トルコについても予想値が発表され、毎年5パーセントを上回る数字が掲げられている。また、クロアティアについても、2005年に経済成長の縮小が底を打ち(2005年:3.6パーセント成長)、2006年から成長拡大に転じると予測している(2006年:4.0パーセント成長、2007年:4.4パーセント成長)。
好調な経済成長が予想されるEU加盟国は、バルト三国、スロヴァキア、チェコ、アイルランド、キプロス、スロヴェニア、ポーランド。加盟予定国・候補国を含めて、具体的には、次のような数値が予想されている:
| 2005年 | 2006年 | 2007年 | |
|---|---|---|---|
| ラトヴィア | 9.1 | 7.7 | 7.1 |
| エストニア | 8.4 | 7.2 | 7.4 |
| リトアニア | 7.0 | 6.2 | 5.8 |
| ブルガリア | 6.0 | 5.5 | 5.5 |
| ルーマニア | 5.2 | 5.3 | 5.0 |
| トルコ | 5.0 | 5.2 | 5.1 |
| スロヴァキア | 5.1 | 5.5 | 6.3 |
| チェコ | 4.8 | 4.4 | 4.3 |
| アイルランド | 4.4 | 4.8 | 5.0 |
| キプロス | 3.9 | 4.0 | 4.2 |
| スロヴェニア | 3.8 | 4.0 | 4.2 |
| ポーランド | 3.4 | 4.3 | 4.5 |
| クロアティア | 3.6 | 4.0 | 4.4 |
EUの失業率については、2005年に8.7パーセント、2006年に8.5パーセント、2007年に8.1パーセントと、徐々に減少していくと予測している。
また、EUのインフレ率も、2005年に2.3パーセント、2006年に2.2パーセント、2007年に1.9パーセントと、徐々に減少していくと予測している。なお、日本については、2005年は前年と同じくマイナス0.5パーセントのインフレ(つまりデフレ)と予想しているが、2006年には0.0パーセントとなり、2007年には1.2パーセントのインフレに転じると予測している。






