欧州委員会:アディダス=サロモンによるリーボックの買収を許可
欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間24日、ドイツのアディダス=サロモン株式会社(Adidas-Salomon AG)による合衆国のリーボック・インターナショナル・リミティッド(Reebok International Ltd.)を許可した。
アディダス=ザロモンは、スポーツ用品大手のアディダスが、1997年に、同じくスポーツ用品大手のサロモン(スキー用品のサロモンのほか、ゴルフのテイラーメイドなどのブランドを有している)を買収して成立した。現在、ナイキ(Nike)に次いで世界第二位の規模を持つ。
リーボックは、もともと1895年に連合王国に設立されたJ・W・フォスター・アンド・サンズ(J.W. Foster and Sons)が発祥で、1958年に創業者の孫二名が設立したジョイント=ヴェンチャーがリーボックだった。
リーボックは、欧州においてはそれほどではないものの、合衆国においては、ナイキに次いで第二のシェアを持っているとされており、今回の買収により、アディダスは合衆国でのシェア増大を図るとされる。また、この買収により世界第一位のナイキにも迫る規模となる。
買収自体の合意は既に昨年8月にまとまっていたが、EU競争法の規定により、欧州委員会の許可が必要となっていた。
欧州委員会は、合併審査規則(Fusionskontrollverordnung)に基き審査を行った。両社は特にスポーツシューズ(テニスシューズ、バスケットボールシューズ、トレーニングシューズ)の市場で競合しており、審査においてもこの市場に重点が置かれた。
しかし、欧州委員会は、競合他社が十分に強力であり、市場における競争が阻害されるおそれはないと判断し、買収を許可した。
ちなみに、欧州委員会は、昨年10月に、フィンランドのアメア・スポーツ・コーポレーション(Amer Sports Corporation)による、アディダス=サロモンのサロモン部分の買収を許可している。




