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2006年02月12日   EU統計

欧州統計局:1月のユーロ圏インフレ率は2.4パーセント、12月の工業生産者価格も上昇

欧州統計局(Eurostat)は、中央ヨーロッパ時間3日に、ユーロ圏12か国のインフレ率の予測値を発表した。それによれば、1月の年間インフレ率は2.4パーセントと予測された。

欧州統計局によれば、昨年9月から12月までの年間インフレ率(確定値)は、それぞれ、2.6パーセント、2.5パーセント、2.3パーセント、2.2パーセントとなっており、12月まではインフレ率は減少傾向にあった。

欧州中央銀行は、昨年12月上旬に、インフレ抑制を目的として0.25パーセントの利上げを行ったが、今回の予測が正しければ、利上げにもかかわらずインフレ率が再び上昇に転じたことになる。したがって、追加利上げ必要論の材料となるものと見られる。

なお、欧州統計局によれば、インフレ率予測の精度はきわめて高く、過去2年間(24回)のうち、12回は正確に予測し、11回は0.1パーセントの誤差、1回は0.2パーセントの誤差だった。

〔工業生産者価格〕

欧州統計局は、中央ヨーロッパ時間2日に、昨年12月の工業生産者価格の統計を発表した。それによれば、ユーロ圏12か国・EU25か国ともに、前月比0.2パーセントの上昇となった。また、2005年の年間上昇率は、ユーロ圏12か国で4.1パーセント、EU25か国で5.2パーセントだった。

2005年においては、原油価格高騰のため、エネルギー分野での価格上昇が特に著しかった。ユーロ圏12か国では16.9パーセントの上昇、EU25か国では何と23.3パーセントの上昇となった。

エネルギー分野を除いた価格上昇率は、ユーロ圏12か国で1.4パーセント、EU25か国では1.5パーセントであったから、エネルギー分野での価格上昇がいかに大きかったかが理解される。

国別に見ても、上昇率のトップ3は北海沿岸の産油国が占めた。1位は連合王国で14.8パーセントの上昇、2位はデンマークで10.6パーセントの上昇、3位はオランダで10.0パーセントの上昇だった。

2005年に唯一工業生産者価格が下落したのはチェコ共和国で、0.4パーセントの下落を記録した。

〔小売数量統計〕

欧州統計局は、中央ヨーロッパ時間3日に、12月の小売数量統計を発表した。それによれば、EU25か国の小売数量は前月比0.4パーセントの増加、ユーロ圏12ヶ国では同0.1パーセントの増加となった。

また、前年比では、EU25か国で2.3パーセントの増加、ユーロ圏12か国では0.8パーセントの増加となった。経済成長の著しいバルト三国や中欧諸国において個人消費が拡大していることを裏付けた。

国別に見ると、ラトヴィアで前年比23.9パーセントの増加、リトアニアで同16.1パーセントの増加、スロヴェニアで12.4パーセントの増加などとなっている。

また、非ユーロ圏の旧加盟国(東方拡大前からの加盟国)3か国も健闘しており、スウェーデンで同10.8パーセント増加、デンマークで同5.9パーセントの増加、連合王国で同4.7パーセントの増加となっている。

逆に、ドイツでは個人消費は縮小しており、前年比1.8パーセントの減少を記録した。

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