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2006年02月12日   EU競争

欧州委員会のM&A許可:ノヴァルティスのカイロン買収、カーギルに対するパニャンの営業譲渡

〔ノヴァルティスのカイロン買収〕

欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間6日、スイスの製薬会社であるノヴァルティス株式会社(Novartis AG)による、合衆国カリフォルニア州の製薬会社であるカイロン社(Chiron Corporation)の買収を許可した。

両社とも本社はEU域外にあるが、ともにEUの域内市場において活動しており、域内市場の競争に影響を与えているため、欧州委員会による合併審査の対象となる。

欧州委員会は、合併審査規則(Fusionskontrollverordnung)に基いて審査を行った結果、両社の間には商品の競合が少なく、競争が期待できないため、買収を許可しても競争が阻害されるおそれはないと判断し、買収を許可した。

〔カーギルに対するパニャンの営業譲渡〕

欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間7日、合衆国のカーギル社(Cargill, Inc.)に対する、イタリアのパニャン有限会社(Pagnan s.r.l)の内陸水運業部門の営業譲渡を許可した。

カーギルは、農作物を扱う国際企業で、穀物の加工・販売などを中心に事業を展開している。また、パニャンは穀物の輸送を中心に事業を展開している。

カーギルは現時点ではEU域内における穀物内陸水運を保有していないため、直接的には営業譲渡によって競争が減殺されることはない。しかし、市場への影響を計るために、欧州委員会は合併審査規則に基き審査を行った。

しかし、営業譲渡の規模自体が大きくないこともあり、域内市場の競争を阻害するおそれはないとの結論に達し、営業譲渡は許可された。

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