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2006年03月31日   EU外交・安全保障

イラン核問題:ベルリン外相会談開催

フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー
© European Community, 2006
ドイツのシュタインマイヤー外務大臣。「よい話し合い、実質的な話し合いとなりました(Das war ein gutes, das war ein substanzielles Treffen)」。

中央ヨーロッパ時間30日、ドイツのベルリンで、イランの核問題に関する外相会談が行われた。

会談には、会議を主催したドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)外務大臣、EUのハビエル・ソラナ共同外交安全保障政策上級代表のほか、国際連合安全保障理事会の常任理事国である合衆国・連合王国・フランス・中国・ロシアの外務大臣が参加した。

この会談は、形式的には、1月にロンドンで開かれた外相会談を引き継ぐものであり、内容的には、前日の安全保障理事会を引き継ぐものとなっている。

前日の安全保障理事会では、難航していた議長声明がようやく合意に至り、30日以内に、IAEA理事会および国連安全保障理事会に対して、イランによるIAEA理事会決定の履行状況に関する報告書を作成することが、IAEAのエルバラダイ事務総長に委託された。

シュタインマイヤー外務大臣の議長声明の内容は、概ね次の通りとなっている:

  • 「われわれは、国連安保理が、IAEA手続を強化する目的の議長声明に関して、合意に至ったことを歓迎する(Wir haben begrüßt, dass der Sicherheitsrat der Vereinten Nationen Einigung über eine Präsidentschaftserklärung erzielt hat, die das Ziel verfolgt, den IAEO-Prozess zu stärken)」として、前日に採択された安保理議長声明を歓迎した。
  • 「国際社会の目標は、依然として、外交的な解決を見出すことである([...] ist es unverändert das Ziel der internationalen Gemeinschaft, eine diplomatische Lösung zu finden)」として、差し当たり武力攻撃による解決を避けることを確認した。
  • 「われわれは、このテーマに関する緊密な意見交換を引き続き行うことで合意した(Wir sind übereinkommen, unsere engen Konsultationen zu diesem Thema fortzusetzen)」として、6か国による意見交換を引き続き行っていく(つまり、これ以上の意見交換は無意味として単独行動に移ることはない)ことを取り極めた。
  • 「われわれは、核不拡散条約にのっとって安全で耐久性がある文民による核計画を進める権利を完全に認める(Wir erkennen in vollem Umfang das legitime Recht Irans an, in Übereinstimmung mit dem Nuklearen Nichtverbreitungsvertrag, ein sicheres und tragfähiges ziviles Nuklearprogramm zu entwickeln)」として、イランに核利用の権利を認める一方、「同時に、われわれは、イランが核計画の平和目的であると国際社会を納得させるには、長期に亘って信頼を醸成しなければならないと確信する(Gleichzeitig sind wir überzeugt, dass Iran über einen längeren Zeitraum hinweg Vertrauen schaffen muss, um die internationale Gemeinschaft vom ausschließlich friedlichen Zweck seines Nuklearprogramms zu überzeugen)」として、現状ではイランは核利用の権利を行使できないと示唆した。
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