2007年08月02日 EUエネルギー

ロシア・ベラルーシガス紛争:EUエネルギーネットワークを発動

【2日・欧州委員会発表】ロシア・ベラルーシ間の新たなガス紛争に対応して、欧州委員会は、来週「ガス調整グループ」(Gas Coordination Group)の会合を招集し、現在進行中の露ベ紛争に鑑みてガスの供給状態を再調査するつもりである。

欧州委員会は、安全・平穏なエネルギー供給は欧州経済の重要なカギであると考えており、したがって、EUの直接の隣国におけるエネルギー供給の紛争は、欧州委員会にとって深刻に憂慮すべき事柄である。

欧州委員会は、紛争の両当事者に対して、早急に友好的な解決を見出すとともに、契約上の義務を尊重し、意思の不一致への対抗手段は相応のものとし、どんなことがあってもEU加盟国へのガス供給を直接・間接に妨げることがないようにすることを求めている。

すでに昨晩、欧州委員会は、「EUエネルギー安全保障担当者ネットワーク」(NESCO)を発動し、ロシア・ベラルーシ間のガス紛争や、場合によってEUへのガスの流れに対して影響が出てくる可能性について監視する。

欧州委員会・加盟国・理事会事務局の間では、間断なく情報交換が行われている。

欧州委員会は、ガスプロムやベラルーシ当局とも接触している。

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