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2007年08月06日   EU競争

企業結合:欧州委員会がE.ONによる買収計画を許可 ビエスゴ、エンデサ・ヨーロッパ、スペインにおけるエンデサの小事業を買収する計画

【6日・欧州委員会発表】欧州委員会は、ドイツのE.ON(エーオン、E.ON AG)が、スペインの「ビエスゴ」(Viesgo、現在イタリアの電力会社「エネル」(Enel)の支配下にある)と、スペインの電力会社「エンデサ」(Endesa S.A)の所有するいくつかの事業を買収する計画について、EU合併審査規則に基いてこれを許可した。E.ONは、この買収計画によって、なかんずく、ビエスゴに対する支配、「エンデサ・ヨーロッパ」(Endesa Europa、フランス・ポーランド・イタリア・トルコのエンデサの事業を支配下に置いている)に対する支配、スペインにおけるエンデサのいくつかの小事業に対する支配を獲得する。当該買収計画の審査の結果、欧州委員会は、当該計画によって欧州経済地域の効果的な競争が著しく阻害されることはないとの結論を下した。

E.ONは、ドイツに本拠地を有するエネルギー企業である。同社の主たる事業分野は、電気と天然ガスの生産・伝送・供給である。同社は、欧州とアメリカ合衆国において事業を展開しているが、エンデサの地場市場であるスペインにおいては事業を行っていない。E.ONの株式は、すべてのドイツの証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場している。

ビエスゴは、イタリアの主要エネルギー供給企業であるエネルのスペイン子会社であり、スペインにおいて電気の生産・伝送・供給事業を行っている。

エンデサは、スペインの電力会社であり、僅かではあるがガス供給事業も行なっており、スペイン以外にも他の欧州諸国や南米・来たアフリカで事業を展開している。エンデサ・ヨーロッパは、エンデサの子会社であり、買収計画によればE.ONが獲得を希望している。エンデサ・ヨーロッパは、スペイン国外(とくにフランス・イタリア・トルコ・ポーランド)の事業部門を包括する。E.ONは、当該買収計画によって、スペイン電力部門におけるエンデサのいくつかの施設と権利を獲得する。すなわち、E.ONは、(1)供給契約の枠内で10年間付与される、原子力発電による電力についての450メガワットの引出権、(2)3つの発電所(全部で1475メガワットの総発電量)、(3)建設中の複合ガスタービン発電所(Gasturbinen-Kombikraftwerk、800メガワットの発電量見込み)を獲得する。

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