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2007年08月09日   EU司法・内務・出入国管理

「SISワン4オール」によりすべての加盟国の国境検査を廃止へ

【6日・理事会発表】EU市民の自由な移動を容易にするため、2004年にEUに加盟した加盟国の国境検査については、陸路・海路で2007年12月に、空路で2008年3月に廃止される。

EU新規加盟国〔中欧・バルト・地中海諸国〕は、「シェンゲン情報システム」(SIS)に加盟するとともに、EU域内の国境における検査を廃止するための要件をすべて充たしていくための努力を続けていく必要がある。新規加盟国のシェンゲン地域加入に鑑みて必要となる評価のための訪問についても、新規加盟国は準備していくことになる。

シェンゲン情報システム(SIS)は、国境の安全と法の執行に関する情報を提供するものであるが、とりわけ、武装者・危険人物と思われる者や逮捕状の出ている者の個人情報を含んでいる。1995年の使用開始以来、SISはうまく機能してきている。SISの使用は簡単で、システムはつねに最新であり、SIS参加国の警察は1700万件を超えるエントリにアクセスできるため、SISは、欧州警察協力のうちで、もっとも有効なシステムとなっている。

現在のSISをすべての加盟国に拡大しようという提案(「SISワン4オール」(SISone4all))は、もともとポルトガルの発案によるもので、同国の議長国期間の末までには新システムが稼動することになる。2007年秋に新規加盟国がこのシステムを受容できるかどうかを評価した上で、国境の廃止が、陸路と海路については2007年12月31日から、空港については2008年3月29日から実施されることになる。

現在、SISには、13のEU加盟国(フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、スペイン、ポルトガル、イタリア、オーストリア、ギリシャ、フィンランド、スウェーデン、デンマーク)とアイスランドとノルウェーが加盟している。SISに加入する予定のEU新規加盟国とは、エストニア、ハンガリー、ラトヴィア、リトアニア、マルタ、ポーランド、チェコ共和国、スロヴァキア、スロヴェニアである。

SISのヴァージョン2である「SIS II」は準備中であり、2008年6月に始動することになる。

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