反トラスト:欧州委員会はランバスに対する拒否通知を認める
【23日・欧州委員会発表】欧州委員会は、2007年7月30日にランバス(Rambus)に対して拒否通知を送ったことを認めた。拒否通知は、欧州委員会の一次的な見解の概要を示すものであり、それによれば、ランバスは、いわゆる「特許奇襲」(patent ambush)の帰結として「ダイナミックランダムアクセスメモリー」チップ(DRAMS)の特許の利用に対して法外なローヤルティを要求することにより、支配的地位の濫用に関する欧州共同体条約の規定(82条)を侵害した。
ランバスは、合衆国デラウェア州において設立された合衆国の企業であり、その本拠地はカリフォルニア州ロス・アルトス(Los Altos)にある。ランバスは、コンピュータの帯域幅の広いチップの接続技術や、消費者用の電子・通信製品(システムメモリー、PCグラフィック、マルチメディア、ワークステーション、ゲームのコンソールやネットワークスイッチを含む)を設計・開発・ライセンスしているが、いずれの生産も自らは行っていない。
拒否通知は、「ダイナミックランダムアクセスメモリー」チップ(DRAMS)が、コンピュータシステムに用いられる電子メモリーの一種であるだけでなく、サーバ、ワークステーション、プリンタ、PDA、カメラを含む広汎な他の製品のデータの一時記憶にも使用されていることについて、懸念を表明している。
DRAMsは、合衆国に基盤を置く全産業的な規格設定組織であるJEDECにより規格化されている。ランバスは、このJEDEC規格に含まれる特定の技術をカヴァーする特許を保有するとともに、それを主張している。したがって、同期のDRAMチップ・チップセットを製造しようとするすべてのメーカーは、ランバスからライセンスを取得するか、ランバスの特許権を法廷で争うかのいずれかしかないことになる。
"Antitrust: Commission confirms sending a Statement of Objections to Rambus" (MEMO/07/330),
http://europa.eu/rapid/,
© European Communities, 1995-2007.
Japanese translation: © Oushu Keizai Shimbun (Europäische Wirtschaftszeitung) GmbH, 2007.
Responsibility for the translation lies entirely with
Oushu Keizai Shimbun (Europäische Wirtschaftszeitung) GmbH.
原文英語、
『Antitrust: Commission confirms sending a Statement of Objections to Rambus』(MEMO/07/330)、
http://europa.eu/rapid/、
© European Communities, 1995-2007.
和訳:© Oushu Keizai Shimbun (Europäische Wirtschaftszeitung) GmbH, 2007.
すべての翻訳文責は欧州経済新聞社にあります。





