欧州経済新聞無料メール版
最新のニュースをメールでお届けします。
電子メールアドレスを半角で入力して登録します。


Powered by まぐまぐ
2007年10月29日   EU環境

排出権取引:欧州委員会がEU排出権取引スキームとノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインのシステムの連結を発表

【26日・欧州委員会発表】欧州委員会は、本日、「欧州経済地域諸国と排出権取引制度の連結に関する合意に達した」との発表を行った。これにより、排出権取引においてこの種の協定が初めて締結されることになる。今後連結される排出権取引制度は、欧州大陸全域の30か国をカヴァーするものとなる。

欧州委員会のスタヴロス・ディーマス委員(環境担当)は、「本日、EU排出権取引スキームの発展においてさらなる重要な前進が行われたわけである。これは、グローバルなCO2市場の創設に向けたさらなる一歩であり、同時に、今年末におけるバリでの高尚に重要なシグナルとなるものである」と述べた。

第三国の排出権取引制度の連結

現在、欧州委員会は、EU排出権取引システムの見直しの一部として、EUの排出権取引スキームと、世界中の他の信頼できる排出権取引制度を、国家ないし地域レベルで連結するというオプションについて検証している。気候変動が世界的に問題となっていることや、排出削減のためには効果的な取引が喫緊のものとなっていることに鑑み、欧州委員会は、すべての国の利益となるようなグローバルな二酸化炭素市場の創設に向けて努力しているところである。もっとも、異なる排出権取引制度の連結のためには、一連の基準が充たされなければならない。すなわち、排出権取引制度の適用は強制的でなければならず、絶対的な排出上限が定められていなければならず、信頼の置ける登録制度を備えている必要があり、かつ、法令の厳格な監督と執行が必要である。

EU排出権取引スキームとノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインの排出権取引制度の連結については、現行の「EU排出権取引スキームに関する欧州共同体2003年87号指令」が欧州経済地域協定に取り込まれる形で実現する。この取り込みに関する決議を、本日、共同欧州経済地域委員会が行った。次の一歩としては、この制度連結が、ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインにおいて、それぞれの国内法上の手続によって承認されなければならない。欧州委員会は、欧州経済地域の国内割当計画の審査にあたっては、EFTA監督当局と緊密な協力を行う予定であり、EU加盟国の国内割当計画と同じ評価方法に依拠する予定である。

著作権
« 排出権取引:ブルガリアの国内割当計画を評価、2008年から2012年にかけての上限を20億8000万トン分に決定 | トップへ | EU麻薬監視センターがロシア連邦麻薬取締局との協定に署名 »