資本移動の自由:欧州委員会がハンガリーの会社法改正を詳細に調査
【13日・欧州委員会発表】欧州委員会は、ハンガリーに対して、欧州共同体法と適合しないと思料される「公共供給の安全保障について特別の重要性を有する会社に関する特定の制定法を改正する」法律2007年116号(Act CXVI of 2007 "amending certain acts relating to companies of particular importance for the security of public supply")に関する正式通知書を送ることを決定した。欧州委員会の見解によれば、この法律は、第一に、株式公開買付について煩雑な要件を導入するとともに、第二に、エネルギー会社の役員会メンバー(関係会社の管理・支配への参加権を有する)を国家当局が指名できるようにしており、これにより、資本移動の自由・開業の権利に対する正当化し得ない制限を含んでいる疑いがある。
この法律は、エネルギー部門・給水部門の戦略的な重要性を有する会社についての株式公開買付の場合には、ハンガリー当局に対して株式公開買付届出が提出される前に、株式公開買付届出に添付しなければならない業務計画が、買付者の最高機関の承認を受けなければならないと規定している。これはすなわち、買付者の意図が前もって公知となるということであり、そうすると、この買付のサプライズ効果は除去されて、実質的に買付額が上昇してしまい、それにより、買収の試み自体がを妨害されてしまう。公開買付が設定された場合には、管轄のハンガリー当局は、公開買付の対象となっている会社の事業計画について、つねに調査権を有し、しかも必要な場合には変更権すら持つというのだから、このような規定は、エネルギーや給水の安全保障を保護するという正当な目的を到達する手段として適当ではなく、また、目的と手段が比例していない。
"Free movement of capital: Commission scrutinises amendments in Hungarian company law" (IP/07/1681),
http://europa.eu/rapid/,
© European Communities, 1995-2007.
Japanese translation: © Oushu Keizai Shimbun (Europäische Wirtschaftszeitung) GmbH, 2007.
Responsibility for the translation lies entirely with
Oushu Keizai Shimbun (Europäische Wirtschaftszeitung) GmbH.
原文英語、
『Free movement of capital: Commission scrutinises amendments in Hungarian company law』(IP/07/1681)、
http://europa.eu/rapid/、
© European Communities, 1995-2007.
和訳:© Oushu Keizai Shimbun (Europäische Wirtschaftszeitung) GmbH, 2007.
すべての翻訳文責は欧州経済新聞社にあります。






