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2007年12月20日   EU競争

反トラスト:欧州委員会がマスターカードの欧州経済地域内の多角的交換料金を禁止

【19日・欧州委員会発表】欧州委員会は、「マスターカード」および「マエストロ」商標のデビットカードと消費者クレジットカードによる越境的な支払カード取引に対するマスターカードの多角的交換料金(MIF = multilateral interchange fees)が、制限的な取引慣行に関する欧州共同体条約の規定(第81条)を侵害するとの決定を行った。欧州委員会は、マスターカードのMIF(支払いが処理される際に小売店で支払いごとに課される料金)が、小売業者によるカード受理のコストを膨張させており、それによる効率性についても証明がないとの結論を下した。マスターカードには、MIFの撤回を命ずる欧州委員会の命令を遵守するため、6か月が与えられる。マスターカードが欧州委員会の命令を遵守しない場合、欧州委員会は、前事業年度における1日当たりのグローバルな売上高の3.5パーセントを、1日当たりの過料として課することができる。MIFそのものが違法であるわけではないが、マスターカードのような開放型の支払カードシステム(open payment card scheme)のMIFの場合には、それが技術的・経済的な進歩に貢献し、消費者に便益をもたらす場合にのみ、EUの競争法に適合する。EUにおいては、毎年、支払カードにより、230億回(1兆3500億ユーロ超)の支払いがなされる。

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