2005年04月13日 EU競争

欧州委員会のジョイント・ヴェンチャー審査

欧州委員会は、中央ヨーロッパ時間13日、新規ジョイント・ヴェンチャー設立にかかわる二件の審査ついて、発表を行った。一件については設立が許可され、もう一件については、更なる審査が必要と判断された。EU域内市場の企業にかかわる合併や合弁については、競争法の観点から、欧州委員会の審査を経ることになっている。

ジョイント・ヴェンチャーの設立が許可されたのは、オランダのニュトレーコ・ホールディング匿名会社(Nutreco Holding N.V.)と、ルクセンブルクのシュトルト=ニールセン匿名会社(Stolt-Nielsen S.A.)。両社は、共同してマリン・ハーヴェスト匿名会社(Marine Harvest N.V.)を設立し、魚の養殖を営む計画に対して、競争法上の適用除外を申請していた。

欧州委員会は、域内市場における競争を阻害しないと判断し、適用除外を認めた。

なお、オランダ法上の匿名会社(N.V. = Naamloze Vennootschap)、および、ルクセンブルク法上の匿名会社(S.A. = Société Anonyme)は、ともに、おおよそわが国の株式会社に相当する。

また、もう一件の、ドイツのサソル・ワックス・インターナショナル株式会社(Sasol Wax International AG)と、フランスのトータル匿名会社(Total S.A.)については、欧州委員会は、域内市場の競争への影響を慎重に審査する必要があるとして、合併審査規則に定められている徹底審査の手続を開始した。徹底審査には、4か月程度を要する見込み。

サソル・ワックス・インターナショナル株式会社は、南アフリカのサソル・グループに属するドイツ法人。トータル匿名会社は、世界的なトータル石油コンツェルンに属するフランス法人。