2007年07月31日 EU競争

合併審査:欧州委員会がMBDAによるバイエルン化学の買収計画を許可

【31日・欧州委員会発表】欧州委員会は、EU合併審査規則に基き、「MBDA」グループによるドイツの「バイエルン飛行化学燃料」(Bayern-Chemie Gesellschaft für flugchemische Antriebe mbH)の買収計画を許可した。欧州委員会は、計画を審査した結果、買収により欧州経済地域またはその本質的構成部分の競争が著しく阻害されることはないとの結論に達した。

バイエルン化学とその子会社である「プロタック」(Protac S.A.)は、戦術兵器の推進システムとして使用される固体燃料使用ロケットやラムジェットエンジンを生産している。MBDAは、誘導兵器と誘導兵器システムを生産しているジョイントヴェンチャーであり、「BAEシステムズ」(BAE Systems plc)、「EADS」(European Aeronautic Defence and Space Company EADS N.V、欧州航空防衛宇宙社)、「フィンメカニカ」(Finmeccanica S.p.A.)の3つの欧州の主導的な軍需企業により支配されている。

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